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活用実践事例集

2026/05/08

Google Classroom アドオン連携「MITORU®」初の実証利用!【MITORUデザインプロジェクト】実践レポートvol.4 東京都板橋区高島第一小学校

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  • 日置雅人先生(3年1組 担任)
    岡本光代先生(3年2組 担任)
    藤倉基裕副校長先生
    平松隆行校長先生
    東京都板橋区立高島第一小学校

    ※取材当時

はじめに

今回は、東京都板橋区にある板橋区立高島第一小学校の3年生に、「MITORU®」を利用していただきました。
 
高島第一小は、全校児童376名(令和7年度時点)の学校です。実証に協力いただいた3年生は35人学級が2クラス、計70名と全校で1クラスの児童数が一番多い学年です。宿題などの計算問題の丸付けも、普段は先生方やスクールサポーターの方が実施されています。
実証期間は2月から3月末までの約2か月間で、授業中に複数回と、本プロジェクトで初めて家庭学習でも利用いただきました。
 

今回の実証内容

本実証では、自動丸付けアプリ「MITORU®」が Google Classroom アドオン連携に対応して以来、初めての検証となります。
 
先生方は Google Classroom で課題の設定をしていただく際に、アドオン機能の「MITORU®」を選択するだけで準備は完了です。
 
児童は前回までと同様、10問程度の計算プリントを実施したのち児童自身で撮影、 Google Classroom のアドオン連携で「MITORU®」を利用し、写真をアップロードして判定結果を確認します。判定結果をもとにプリントに丸付け・解き直しまで実施し、全問正解になったところで Classroom 上で提出を行いました。
 
これまでのMITORUデザインプロジェクトとは異なり、 Google Classroom 内でシームレスに「MITORU®」を起動できるようになったことで、児童もスムーズに活用できていました。先生も課題設定から結果の確認までの一元管理ができ、Classroom の画面上で取り組み状況をリアルタイムに確認することも可能となりました。
 
初回こそ、「MITORU®」を利用するのに手間取っていましたが、2回目以降は普段慣れている Classroom 上で完結することもあり、ほとんどの児童がフローを理解してくれていました。
 
ただ、事前に課題を複数立ててしまうと、間違えて別の課題に提出してしまったり、アプリの利用説明時に教室で一斉に「MITORU®」で判定をかけようとするとネットワークが混み合ってしまい、処理に時間がかかってしまったりする課題も見受けられました。
 
家庭学習の利用では、ネットワークの問題もなく、判定から提出までスムーズに利用いただけました。

児童の反応とアンケート結果

AIが丸付けをするということで、児童の皆さんも興味深く取り組んでくれていました。 Google Classroom も日常的に利用しているため、授業の中でアドオン連携を利用して「MITORU®」を活用することにも抵抗なく、解答の撮影・アップロード・丸付け結果の確認までスムーズにできていました。
 
うまく〇にならない児童もいましたが、「くり上がりを間違えてるよ」「この字じゃ読めないよ」など、隣の席や周囲の児童と何を間違えているのか確認をしながら取り組んでいる姿も見受けられました。
 
実証後のアンケートでは59名中34名が「MITORU®の使い方はとてもかんたん」14名が「MITORU®の使い方はかんたん」と回答してくれました。
 
また、「Classroom で、MITORUを使って丸つけをし、まちがい直しをして、提出する」が宿題でも利用できそうかの質問には、48名の児童が「できそう」と回答してくれました。日常的に利用している Google Classroom のアドオン連携ということもあり、家庭でもスムーズに利用できそうなイメージを持っていただけたのではないかと思います。

先生より

実際に「MITORU®」を授業に組み込んでいただいた日置先生・岡本先生からお話を伺い、以下の5つの観点でコメントをいただきました。
 

  • 導入の容易さと操作性
    Google Classroom 内から直接アクセスできるため、一度操作の流れを覚えてしまえば、混乱することなくスムーズに活用できていたと思います。結果が一覧で見ることができるのも良い点だったと思います。
  • 「ご褒美」としての学習動機付け
    苦手意識を持ちやすい計算学習において、「正解すればタブレットが判定してくれる」という体験そのものが児童にとっての「ご褒美」となり、学習に対するモチベーションにつながっていると感じました。
  • AI判定による丁寧な筆記の習慣化
    「AIに正しく判定してもらいたい」という動機から、普段よりも数字を丁寧に書こうとする児童が多かった印象です。正確な判定を得るための工夫が、結果として多くの児童が「丁寧に書く」という行動につながった点は非常に良かったと思います。
  • 業務効率化と家庭学習への広がり
    3年生では丸付けは先生が行うことを基本としていたので、自動判定により丸付けの負担が大幅に軽減されました。4年生になってからは自分たちで丸付けができるようにしたいと考えていたので、「MITORU®」の利用は児童たちにとってもいい練習にもなりました。
  • 宿題での利活用について
    授業中に何度か経験していたので、宿題でもスムーズに活用することができたと思います。 Classroom 上で児童たちが「〇にならない」「字がきれいじゃないからだよ」などのコメントのやり取りをしていて、普段の紙のドリルの宿題とは違う雰囲気で取り組めていたと思います。提出についても家庭から問題なくできていたので良かったと思います。

編集後記

Google Classroom アドオン連携後、初のケースとなった今回の実証実験では、児童・先生双方にとっての「使いやすさ」と、学習行動における確かな「変化」を確認することができました。特に、 Google Classroom という日常利用している授業支援システムと連携されたことで、「MITORU®」の活用の心理的・物理的なハードルが下がった点は大きな収穫です。
 
全体を通して、全問〇になるまであきらめずに何度も計算を見直し、解き直す児童の姿が多く見られました。丸付けのフィードバックがすぐにできることで、間違いをそのままにせず、自ら解き直す「自学自習」の習慣化に対する「一助」になったように感じました。
また、3年生の児童にとって、端末を水平に保ちながら撮影することが難しい児童もいましたが、アドオン連携と合わせて「MITORU®」に搭載された”画像補正機能”により、多少角度がついた状態の撮影でも正確な判定が維持されていたことも確認ができました。
 
なお、高島第一小学校では2026年度も継続して「MITORU®」を実証モニターとしてご協力いただけるので、その様子はあらためてレポート掲載いたします。

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