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【プレスリリース】教材活用レポート

2016年10月20日
株式会社教育同人社


弊社が受託開発した、調理科学の面白さが学べる
クリナップ「たべものへんしんきょうしつ」が
荒川区の小学校で開催されました

 当社は、クリナップ 株式会社(所在地:東京都荒川区、代表取締役社長:井上強一)より、調理科学実験教室『わくわくキッチン!たべものへんしんきょうしつ』の教材ならびにプログラムを受託開発いたしました。
 このたび、東京都荒川区立第六日暮里小学校の3年生を対象に、そのプログラムが初めて学校にて実施されましたので、その授業の様子をレポート致します。

●受託開発教材『わくわくキッチン!たべもの へんしんきょうしつ』
 プレスリリース|http://www.djn.co.jp/company/news/160722.html
 教材詳細ページ|http://www.djn.co.jp/company/development/cleanup.html

■調理科学実験教室『わくわくキッチン!たべものへんしんきょうしつ』授業レポート
開催日時 | 2016年9月27日(火)3時間目(10:45〜11:30)
場所 | 東京都荒川区立第六日暮里小学校
参加人数・年齢 | 小学3年生(22名)
使用プログラム・教材 | 「おこめとだいず」編
主催 | クリナップ 株式会社 おいしい暮らし研究所

『たべものへんしんきょうしつ おこめとだいず編』

[お米から米粉をつくろう!]
 はじめに講師から、収穫したお米が食べられるようになるまでについて、説明がありました。籾(もみ)から白米、さらに吸水させた白米等の現物を見せていきましたが、初めて籾を見る子どもたちもたくさん。「中にお米が入ってる!」と籾殻から楽しそうに米粒を取り出していました。続いて講師が「今日はこの米粒を炊いてご飯にするのではなく、粉にしてだんごをつくりましょう」と告げると、子どもたちは「どうやって粉にするの!?」と大興奮。講師がコーヒーミルを使って米を砕き、その場で米粉をつくると、「掃除機みたいな音がする!」「雪みたいにサラサラな粉になった!」と歓声があがりました。

[米粉をだんごにしよう!]
 4〜5人の班に分かれたあと、米粉に水を徐々に入れ、しっかりこねてだんごをつくります。水を入れる係、ざっとこねる係、等分にする係などを、班ごとに考え話し合って、主体的に進めていく姿が見られました。ひと口サイズのだんごの形をつくれたところで、講師が説明をしながら順に茹でていきます。茹でていくとだんごが浮かんでくるところも不思議な様子で、鍋の近くに行っては興味津々で見入っていました。その後、茹でる前と茹でた後の違いを見比べた子どもたちからは、「色が全然違う!」「さわった感じも違うよ。茹でる前は固いけど、茹でた後はプニプニしているんだね」とさまざまな感想が出ました。

[大豆からきなこをつくろう!]
 次は大豆からきなこをつくります。講師がフライパンで炒った大豆を食べてみるように促すと、子どもたちは恐る恐る口に・・・。「固い!」「食べられるけど、ちょっと固くて歯が痛い」と言う子どもたちに、講師は「ではもっと食べやすくしましょう」と言いながらミルで大豆を粉にして見せました。子どもたちは「いつも食べているきなこより香ばしい匂いがする!」「きなこってこうやってできるんだ!」と大喜び。できたばかりのきなこに砂糖をまぜてだんごにかけたら、いよいよ試食です。
[お月見だんごの完成!]
 最初は遠慮がちにきなこをかけていた子どもたちでしたが、やがて争奪戦に。講師から「お月見だんごには、秋の収穫に感謝する、また豊かな収穫を願うという意味が込められているんですよ。10月の十三夜にぜひおだんごをつくって食べてください」と話がありました。自宅でおさらいできるよう、お月見だんごの説明書きとワークシートが配られたあと、待ちに待った試食へ。子どもたちは笑顔で「おだんごがちょっと固かったかな」「もっときなこが食べたい!」と言いながら、ひと口も残さず大切そうに食べていました。
●取材後記●
 このプログラムは、ごく身近な食材が意外な形に姿を変えていく「調理科学」の面白さを存分に体験することができます。
 授業スタート時からこの実験をとても楽しみにしている様子が伝わってきた子どもたち。事前学習として、「どうやってお米と大豆ができるのか」を“写真パネル”で、また「おやつの栄養素」について“おやつプリント”で勉強していただけあって、当日は自由な意見がどんどん飛び出し、とても活発な授業となりました。お米をミルで砕いて米粉にするところでは、初めての体験に子どもたちも大興奮。そこからさらにだんごをつくる過程では、こねる順番決めやだんごを人数で等分するところなど、どうやったらうまく全員が体験できるかを班の仲間全員で考え、進めていっていました。「調理科学」を通して協力する・譲り合うといった”社会性を育む”という本プログラムの目的が存分に感じられる授業でした。

【お客様からのお問い合わせ先】
株式会社 教育同人社 企画部メディア推進室
担当 : 柏木・井手
Tel : 03-3971-5151(代表)
お問い合わせフォーム : https://www.djn.co.jp/form/pub_e/

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